施工事例 T様邸 Stratus/Bone(ストラタス/ボーン)

目次

はじめに

こんにちは。神奈川県寒川町のWALL-J専門店、HOKUです。

既存外壁の色あせや経年による劣化が気になり、今後のメンテナンスの手間を減らしたいとのご相談をいただきました。そこで今回は、WALL-Jを使用した外壁カバー工事をご提案しました。

塗装では既存外壁をそのまま使用するのに対し、外壁カバー工法は既存外壁の上から新しい外壁材を施工するため、防水性能を新たに確保しながら耐久性を向上させることができます。また、外壁材自体が変わるため、外観の印象を大きく変えることができる点も外壁カバー工法の特徴です。

今回の施工では、ストラタスとボーンの二色を採用し、上下で色分けしたツートンカラーに仕上げました。下部に落ち着いたグレー系のストラタスを配置し、上部に明るいボーンを組み合わせることで、建物全体にメリハリのある外観となっています。

ストラタスは重厚感があり、建物の基礎部分をしっかりと引き締める効果があります。一方で、上部にボーンを使用することで圧迫感を抑え、全体としてバランスの良い配色となりました。上下で色を分けることで建物のラインが強調され、すっきりとした立体感のある外観に仕上がっています。

また、サッシや付帯部のブラックとも相性が良く、コントラストがはっきりすることで、シャープでモダンな印象がより際立つ仕上がりとなりました。ツートンカラーにすることで単色では出しにくいデザイン性とメリハリを持たせた外観となっています。

施工前後の変化やデザインのポイント、外壁カバー工法のメリットについても、動画とあわせてご紹介いたします。

施工データ

建物種別一戸建て
築年数12年
施工費用3,500,000~4,000,000円
施工先住所神奈川県
邸名T様邸
採用した商品外壁
 WALL-J(OREGON PRIDE)
 カラー:Stratus/Bone(ストラタス/ボーン)

施工前の状況解説

既存外壁は直貼り工法で施工されており、サイディング内部に湿気がこもりやすい状態でした。築12年という比較的新しい住宅ではありましたが、直貼り工法の場合は築年数に関わらず含水率が高くなるケースがあります。

実際に含水率を測定したところ全体的に水分量が高く、特にコーナー材部分ではシーリング材の劣化の影響もあり、水分計で60%以上という非常に高い数値を確認しました。一般的に問題ないとされる含水率は30%以下のため、内部に多くの水分を含んでいる状態でした。

このような状態で塗装を行っても、内部の水分の影響で膨れや剥がれなどの不具合が発生する可能性があります。そのため今回は塗装ではなく、樹脂サイディングによる外壁カバー工法をご提案しました。

カバー工法では透湿防水シートと通気用胴縁を施工し、新たに通気層を確保します。これにより外壁内部の湿気を排出しやすくなり、含水率の高い既存外壁でも環境を改善することができます。

施工後の動画

施工内容の解説

施工開始後は、まず既存外壁の上から透湿防水シートを施工していきます。透湿防水シートは、室内側からの湿気は外部へ排出しながら、外部からの雨水は通さない性能を持つ防水シートです。外壁内部に湿気を溜めにくくしつつ、建物を水の侵入から守る役割があります。

また、万が一雨水が樹脂サイディングの隙間などから侵入した場合でも、この透湿防水シートが最終防水層として機能し、内部への水の浸入を防ぎます。外壁カバー工法では、この透湿防水シートが建物の防水性能を確保する重要な工程です。

透湿防水シートの施工後は、その上から通気用の胴縁を取り付けていきます。この胴縁に樹脂サイディングを固定していくため、胴縁の厚み分だけ外壁の裏側に空気の通り道となる通気層が確保されます。

通気層を設けることで、万が一外壁内部に湿気や水分が入り込んだ場合でも、空気の流れによって外部へ排出されやすくなります。雨が降った際にも外壁の裏側で換気が行われるため、サイディング本体の含水率を低く保つことができ、膨れや反りなどの劣化リスクを抑えることにつながります。

この通気層は外壁材への負担を軽減し、建物全体の耐久性を高める重要な役割を担う工程です。

最後にWALL-J本体を施工していきます。通気用胴縁に沿って一枚ずつ丁寧に取り付けることで、通気層を確保しながら外壁を仕上げていきます。WALL-Jは樹脂サイディングのため、反りや割れが起こりにくく、長期間にわたって安定した外観を維持できる外壁材です。

また、シーリングに依存しない構造で施工できるよう設計されているため、目地部分の劣化によるメンテナンスの必要もありません。施工完了後は、立体感のあるブラウンストーンの質感が建物全体に重厚感を与え、外観の印象も大きく変わりました。

これでWALL-Jブラウンストーンによる外壁カバー工事の完成です!

施工のポイント

WALL-Jは施工時にいくつか注意すべきポイントがあるため、施工方法について解説します。WALL-Jは樹脂製の外壁材のため、温度変化に多少伸び縮みする特性があります。この特性を考慮せずに施工してしまうと、不具合の原因になる可能性があります。

特に注意が必要なのがビス止めの際の締め付けです。ビスを強く締めすぎて固定してしまうと、温度変化による伸縮ができなくなり、反りや歪みなどの不具合が発生する恐れがあります。そのため、WALL-Jを固定する際は、ビスを規定の深さまで締めた時点で止め、締め込みすぎないように施工することが重要です。

このように、WALL-Jは正しい施工方法で取り付けることで性能を発揮する外壁材です。施工時の細かなポイントについては、実際の作業内容をまとめた解説動画も作成していますので、ぜひあわせてご覧ください!

Before・After

Before imageAfter image

樹脂サイディングが向いている人

次のような方には、WALL-Jによる外壁カバー工法がおすすめです。

・外壁塗装を繰り返したくない方
・シーリングの打ち替えなどのメンテナンスが負担に感じている方
・海沿いにお住まいで塩害に強い外壁材を検討している方
・今後のメンテナンス回数をできるだけ減らしたい方
・雪が多く降る地域で耐久性の高い外壁材を検討している方

WALL-Jは樹脂素材のため塗装によるメンテナンスが不要で、シーリングに依存しない構造で施工できるよう設計されています。また、塩害にも強く、過酷な環境でも劣化しにくい外壁材のため、長期的にメンテナンス負担を減らしたい方に適した外壁カバー工法です。

ミニFAQ

Q1 WALL-Jストラタス、ボーンとはどのような外壁材ですか?

WALL-Jは樹脂製の外壁材で、ストラタスとボーンはそのカラーバリエーションのひとつです。WALL-Jは複数のカラーバリエーションが用意されており、住宅のデザインや好みに合わせて外観の印象を大きく変えることができます。

今回採用したストラタスは落ち着いたグレー系のカラーで、建物全体を引き締める効果があり、モダンで重厚感のある外観に仕上げたい場合に適しています。一方、ボーンは明るい色合いが特徴で、アクセントとして取り入れることで外観にメリハリを持たせることができます。

ストラタスとボーンを組み合わせることで、単色では出しにくい立体感とデザイン性を演出できる点が特徴です。上下で色分けしたツートンデザインや、バルコニー部分のアクセントとしても相性の良い組み合わせとなります。

WALL-Jのカラーバリエーションについては別記事で詳しく解説していますので、色選びを検討されている方はあわせてご覧ください。

Q2 外壁カバー工法は外壁塗装と何が違いますか?

外壁カバー工法は塗装と異なり、既存の外壁の上から新しい外壁材を施工する工事のため、既存外壁の劣化状況に大きく左右されず、防水性能を新たに確保できる点が大きな違いです。塗装の場合は既存外壁をそのまま使用するため、下地の状態によっては再劣化のリスクが残ることがありますが、外壁カバー工法では新しい外壁構造を作ることができます。

また、今回のように既存外壁が直貼り工法の場合は、通気層がなく内部に湿気がこもりやすい構造になっています。この場合、塗装では構造自体は変わらないため根本的な改善にはならず、カバー工法または貼り替え工事で通気層を確保する必要があります。この点も塗装との大きな違いです。

一方で、塗装のメリットは費用を抑えやすい点です。既存外壁を活かして施工するため、外壁カバー工法や貼り替えと比較すると工事費用は安価になります。また、塗料は色の種類が多く、カラーバリエーションが豊富な点も塗装のメリットです。

Q3 樹脂サイディングはメンテナンスが必要ありませんか?

WALL-Jはメーカーが色あせに対して30年保証を付けているため、基本的に30年間はメンテナンスフリーと考えることができます。一般的な外壁材のように定期的な塗装によるメンテナンスを前提とせず、長期間にわたって外観を維持できる点が大きな特徴です。

また、WALL-Jはシーリングを使用せず施工できるよう設計されているため、シーリングの劣化や打ち替えを考慮する必要がありません。そのため、外壁全体の耐久性をシンプルに外壁材そのものの性能で考えることができる点も大きなメリットです。

塗装の塗り替えやシーリングの打ち替えといった定期的なメンテナンスを減らしたい方にとって、WALL-Jは長期的な維持管理の負担を軽減できる外壁材といえます。

Q4 WALL-Jストラタス、ボーンはどんな住宅に向いていますか?

ストラタスは淡いグレーのカラーで、建物全体を落ち着いた印象に仕上げることができるため、モダンなデザインの住宅に向いています。主張が強すぎない色味のため、外観をシンプルにまとめつつ、上品な雰囲気を出したい場合にも適したカラーです。

一方で、ボーンはホワイト系のカラーのため、さまざまなデザインの住宅に採用しやすい汎用性の高い色です。単色で使用すると明るくすっきりとした外観になり、今回のように別のカラーと組み合わせて採用することで、建物全体にメリハリをつけることができます。

ストラタスで全体を引き締め、ボーンをアクセントとして取り入れることで、落ち着きと明るさを両立したツートンデザインに仕上げることができます。

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