WALL-Jの真価に迫る|未来を見据えた外壁リノベーション
今回は、リクシルグループ 旭トステム の製品である
「WALL-J(樹脂サイディング)」 について詳しくお話ししていきます
WALL-J は、外壁メンテナンスを行う際に非常に優秀な外壁材ですが
まだ広く普及しているとは言えません
そのため、外壁のメンテナンスをお考えの皆さまに
選択肢の一つとしてご紹介しながら、その特長や魅力について丁寧に解説していきたいと思います
樹脂サイディングとは?
まずは、「樹脂サイディングとはどのようなものなのか」
についてご説明いたします
樹脂サイディング とは、塩化ビニル樹脂を主材として製造された外壁材のことです
日本で「サイディング」といえば
一般的には 窯業系サイディング や 金属サイディング を指しますが
実は、アメリカやカナダではリフォーム市場において非常に人気の高い外壁材の一つです
アメリカやカナダでは、樹脂サイディングは60年以上の歴史を持ち
リフォームにおける外壁材として圧倒的な支持を得ています
実際のシェア率は以下の通りです
- アメリカ:64%
(出典:Freedonia Group) - カナダ:40%
(出典:Global Market Insights Inc, MarketsandMarkets, GlobeNewswire)
なぜこれほどまでに支持されているのでしょうか?
その理由を詳しくご紹介してまいります
WALL-Jのメリット
1 塩害に強い
WALL-Jの特長の中でも注目すべきポイントです
樹脂製であるため金属のように錆びることがなく塩害の影響を受けにくい素材です
2 耐震性と耐衝撃性に優れている
樹脂製で軽量かつ柔軟性があるため、地震による揺れの影響を受けにくく、建物の負担を軽減します
また、非常に傷つきにくい特性を持っており、自転車などが接触しても
他のサイディングと比較して傷やへこみがつきにくい点も大きな特長です
3 優れた耐久性を備えている
WALL-Jは、高い耐久性を誇り、変色や色褪せに対して驚異の30年保証が付与されています
この長期間の保証が実現している背景には
設計段階から長寿命を見据えた高度な工夫が施されている点があります
耐久性に優れた外壁材として金属サイディングも挙げられますが
WALL-Jは塩害への強さ、耐震性、そして耐衝撃性において金属サイディングを超える性能が魅力です
4 シーリングを露出させない美しい仕上がり
WALL-Jでは、外壁材の隙間を埋めて防水性や耐震性を高めるシーリングを
表面に使用せず施工するオープンジョイント工法を採用しています
この工法の利点は
シーリングの交換が不要になることで、メンテナンス費用を大幅に削減できる点にあります
さらに、外壁材の継ぎ目が目立たないため
外観に一層の洗練をもたらし、美しさと機能性を両立した仕上がりを実現します
5 メンテナンス性の高さも魅力
WALL-Jは汚れが水洗いで簡単に落とせるため、日常の掃除が非常に手軽です
さらに、万が一真ん中の一枚だけが破損した場合でも
特殊工具を使用して中間から取り外し、該当箇所のみを交換することが可能です
この柔軟なメンテナンス性は、他のサイディングには見られない特長です
加えて、素材自体に顔料を練り込むことで
塗装の必要がない設計となっており、メンテナンスの手間を大幅に軽減します
また、先述の通りシーリングの交換が不要な仕様となっているため
長期間にわたるメンテナンス頻度を大きく抑えられる点も大きな魅力です
6 リフォーム工事(重ね張り)に最適な軽さ
WALL-Jは、一般的な窯業系サイディングに比べて約10分の1という驚異的な軽さを誇ります
そのため、重ね張り工法でのリフォームにも最適で、建物への負担を大幅に軽減することが可能です
この優れた軽量性により
既存の構造を活かしながらも、安全性と耐久性を両立したリフォームを実現します
WALL-Jのデメリット
1 施工業者が限られる
WALL-Jは、その特性を最大限に活かすため
高度な知識と豊富な経験を持つ施工業者でなければ取り扱いが難しい外壁材です
そのため、WALL-Jを検討されても施工を断られたり
通常より割高な費用がかかる場合があるのが現状です
さらに、適切に施工されない場合
雨水の侵入リスクがあるため、施工業者選びが極めて重要となります
信頼できる業者をお探しの際は、ぜひHoKuにご相談ください
2 デザインのバリエーションが限られる
WALL-Jは、Dutchlap(ダッチラップ) と Horizontal(ホリゾンタル) という2種類のデザインを提供しています
しかし、ホリゾンタルデザインは強風に対する耐性が低いため
地域によっては専用の固定金具が必要となる場合があります
また、カラー展開についても選択肢が限られているため、多様な外観デザインを求める方には物足りないと感じることがあるかもしれません
一方で、ダッチラップデザインはホリゾンタルに比べてカラーバリエーションが豊富であり
固定金具を必要としない点が特長です
それぞれのデザインと特性を踏まえ、お住まいに最適な選択肢を検討することをおすすめします
デザインについて
ダッチラップは、色選びによってその印象が大きく変わります
濃色では重厚感が際立ち、建物全体に落ち着きと安心感を与えます
一方、淡色では洗練されたメリハリが生まれ、明るく軽やかな印象を演出します
ホリゾンタルは、外壁の緩やかな曲線が特長で、影が繊細で柔らかな模様を描き出します
そのデザインはモダンで、上品な印象を与えます
どちらも、建物に個性を添える選択肢です
3 シーリングレス工法の課題について
シーリングレス工法は、高度な施工技術が求められるだけでなく
施工完了後に仕上がりを直接確認することが難しいです
そのため、施工途中における検査や詳細な写真記録が極めて重要です
シーリングレス工法は、高いデザイン性と優れた耐久性を兼ね備えた先進的な工法です
しかしながら、施工を担う業者の数や十分な実績の有無が課題となっています
Hōkūは、神奈川県No.1の施工実績を誇り
お客様に安心してご依頼いただけるよう、丁寧で確実な施工を心がけております。
高い技術と豊富な経験で、理想の住まいを実現いたします
ご自宅のシミュレーションをご提供いたします
最後に、WALL-Jの3DCGシミュレーションをご紹介いたします
さむかわリフォームでは、先進の3DCG技術を駆使し
完成後のご自宅の姿をリアルにご体感いただけるシミュレーションを無料でお試しいただけます
32種類のサンプル住宅からお選びいただけるだけでなく
立面図と平面図をご提供いただければ、実際のご自宅をモデルにした3DCGも作成可能です
ぜひ、未来の住まいをリアルに描き出す贅沢なシミュレーション体験をお楽しみください
まとめ
WALL-Jは、塩化ビニル樹脂を使用した外壁材で
アメリカやカナダのリフォーム市場で高いシェアを誇ります
主な特長として、塩害への強さ、高い耐震性・耐衝撃性、優れた耐久性、容易なメンテナンス性、美しいオープンジョイント工法による外観が挙げられ、リフォーム工事にも最適です
一方で、コストの高さや施工業者の限られた数
カラーバリエーションの少なさといった課題もございます
さむかわリフォームでは、WALL-Jの豊富な施工実績に加え
カラーシミュレーション作成も可能です
外壁メンテナンスをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください